肩こりと睡眠

	肩こり頭痛の原因とつぼ指圧

最近では、中年以降の体の悩みでは「肩こり」と答える方がかなり多く、アンケート調査では一位となるケースが多く、ほとんどの方は肩こ りの辛さと治りにくさ。完治することがほぼ不可能であることを知っています。一部の内臓疾患や関節の炎症などにより引き起こされた肩こ りの場合には、患部の疾患が完治すると肩こりがすっきり治ってしまうこともあります。ですが、これは「肩こり」の症状を訴える方のごく 一部で、肩こりは私たちの生活と密着した様々な要因により引き起こされます。

	睡眠の時間はとても重要

肩こりで悩んでいる方にとって。睡眠は大変重要といえます。
肩、首を含め体の筋肉は、睡眠によって、一日の疲労から解放されます。ただ座っているだけでも、多少なりとも首、肩の筋肉は力が入った状態となりるので疲労は確実に蓄積します。
深い眠りにつくことによって、筋肉を休め、各筋肉に溜まった疲労物質が流していくことができます。

	肩こりと眠気について

睡眠時間が十分に取れない場合は疲労物質が身体（筋肉）から排出されておらず、身体全体がだるく感じられ、いつまでも眠気に襲われます。
十分な睡眠時間を取っているにもかかわらず眠気のある場合には、深く眠ることが出来ない原因を考えてみましょう。ストレスや、肩こり以外の体の疾患等です。昼間に体が思うように動かず、いつまでも眠気がある場合には、医師に相談してみましょう。
肩こりのマッサージをした直後に気持ちよく眠気がくることがあります。患部に溜まった疲労物質が血液中に流れ出す事によって体が疲労しているような感覚になる（眠気）ですが、これと同様にお風呂に浸かることでも体の血行が促進され疲労物質を流していく 事が出来ます。寝る前の２時間ほど前に温かいお風呂に浸かり十分に血流量を増やし疲労物質が流れる状態にしておくと、だるさと共に眠気が襲ってきますのでそのまま深い眠りにつきましょう。

その他、熟睡できず眠気が取れない原因として今使っている寝具、布団、枕が体に合っていないことが考えられます。

	肩こりの寝具選び

肩こりの方の寝具はとても重要です。寝ている時の姿勢に気をつけてみましょう。

首、肩、腰、膝、かかとのラインが、直立しているときと同じ姿勢となっていますか？ 高すぎる枕は、頸椎に負担をかけてしまうことや、首周辺の筋肉が緊張してしまいます。

正しい姿勢が保てる、やや固めのマット、腰のＳ字カーブが保てるかを目安として、熟睡できる寝具を選びましょう。

寝返りの起こる原因は、首、肩、腰などマットレスと接している部分が痛い、かゆい、熱いと感じたり、部分的に圧迫されることで血行が悪くなり「快適でない」 と感じることから体が反射的に寝返りを行います。寝返りは、睡眠から若干起きている状態となりますので熟睡を阻害し、十分に疲れが取れない睡眠不足の状態になります。

低反発のマットレスに関しては気持ちいいと感じる方と、沈み込むことで通気性が悪くなり、湿気や暑さを感じる方もいます。お店で数分間横になっただけでは、 自分の疲れが取れる最適のマットレスであるかの判断は難しいと思います。最近では、使用した後に不満である場合は返品可能な商品もありますので、多少高額なマットレスでも 試してから判断することができます。